マンションなどの集合住宅での水漏れの場合、自分だけではなくほかの住人にまで被害が及んでしまうケースが多々あります。
その典型的な例は、階上の部屋での水漏れが階下にまで及んでしまうというケースです。その事例をいくつかご紹介します。
◆想定事例1:住人不在時に水漏れ発生!
階上の住人が洗濯機をタイマー始動設定にして外出。タイマーの設定通りに洗濯機は作動したが、洗濯機のホースが外れ、水があふれ放題となり階下にまで水が漏れ出してしまう。
洗濯機に限らず、このような住人不在の際に水漏れが起こってしまうと、水漏れをストップさせる処置をとることができないので、被害は想像以上に大きくなります。
実際に起こったケースでは、階下住居のリビングと和室の天井ボードと壁紙の張り替え、衣服や電気製品、布団など所有物の破損などで約230万円の被害額となった例もあります。
また、このほかにも、お風呂にお湯を張ったまま眠ってしまった、大型の水槽が割れてしまった、なども近隣住人に対し大きな水漏れ被害を出す危険性があるといえるでしょう。
◆想定事例2:床下配管の破損で階下に水漏れ!
床下に埋められた配管の破損で水漏れし、階下に水が漏れてしまったというケースも少なくありません。
しかし、日常生活のなかで、床下の配管などまず目にすることはありません。ですから、水漏れが起きていても被害を出した部屋の住人はまったく気がつかず、階下の住人からの苦情を受けて初めて気がつくことになります。
実際に起こった事例では、階下の天井が抜けてしまうという大事故になり、760万円もの損害賠償金を求められたケースもあります。建物が木造かコンクリートかによって被害規模も違ってきますが、気づくのが困難な床下配管からの水漏れは、近隣住人に大きな被害をおよぼす危険性が非常に高いのです。
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