集合住宅で水漏れを起こした場合、階下の住人に被害を与えてしまうこともあります。このときも決してあわてないこと。まず最初にしなければならないことは、早急に専門業者に依頼し、水漏れ原因の特定と症状をストップさせることです。
近隣住民への対処方法は、水漏れの原因箇所が専有部分にあるのか共有部分にあるのかで大きく違ってきます。
◆水漏れ原因が専有箇所と特定できる場合
トイレなどの専有箇所が原因の水漏れの場合は、当然部屋の所有者が階下の被害に対する責任をとる事になります。
まずは、被害に遭った階下の住人へ誠意のある謝罪をしましょう。壁紙の交換や天井ボードの張り替えなどが必要な場合は、現状復帰作業の手配と費用を負担することになります。また、被害が小さく工事が不要の場合でも、被害程度に応じて菓子折り、または商品券などをお詫びの印として手渡すのが一般的な対応方法だといえるでしょう。
◆水漏れ原因が専有箇所と特定できない場合
床下のコンクリートに埋もれた配管からの漏水が原因で、水漏れを起こすケースもあります。
通常、床下配管は専有部分と見なされ、部屋の所有者が水漏れの責任をとることになります。ただし、このようなケースでは裁判で責任の所在を争うことも多く、「床下配管は共有部分とする」とした判例もあります。ですから、自分で判断せず、まずは管理組合に相談するのがベターでしょう。
管理組合の判断で共有部分が原因ということになれば、近隣住人への対応もマンションの管理会社が行うことになるでしょう。
水漏れを起こし、自分の部屋が被害に遇ってしまった場合には、火災保険が適用される場合があります。また、逆に階下の住人などに対して自分が水漏れ被害を与えてしまった場合は、「個人賠償責任保険」の適用を受けられる可能性があります。
ただし、保険適用申請手続きは、被害状況資料の作成や、保険会社との折衝といった面倒で複雑な手順を踏まなければなりません。
現実的には、保険に詳しくない素人では対応が難しい内容のものも多いので、できれば専門家に手続きを依頼するのがベストでしょう。
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